【筋トレ】パワーグリップの使い方とおすすめ種目10選

2021年5月16日

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こんにちは、キクです。

およそ週5でトレーニングジムに通う筆者。
そんな筆者がトレーニングを行う上でお世話になりまくっているものがあります。
それは『トレーニングギア』です。

トレーニングギアとは、ざっくり言えば「ケガ予防」や「効率的なトレーニング」を可能にするアイテムです。
今回はその中でもパワーグリップというものをご紹介しようと思います。

ちなみにパワーグリップというは、以下の写真にあるような形状をしています。

本記事をお読みいただいているあなたは、もしかしたら次のような疑問をお持ちかもしれませんね。

こんな疑問をお持ちですか?

・パワーグリップって何?

・パワーグリップってどうやって使うの?

・パワーグリップを使ってどんなトレーニングができるの?

・おすすめのパワーグリップは何?

本記事ではこれらの疑問にお答えしていきます!

それでは、よろしくお願いします。

パワーグリップってどんなもの?

パワーグリップは、グローブにベロが付いた構造をしたトレーニングアイテムです。
重要な役割としては『握力補助』になります。

例えば背中のトレーニングとしてデッドリフトなどをしていた場合。
重量が重くなってきたり、回数をこなしていくと必ずと言っていいほど『握力』がなくなってきます。

背中をターゲットにしているのに先に握力が尽きてしまう。
背中はまだ元気なのにです。
そんな場面を経験したトレーニーは多いのではないでしょうか。

そこで活躍するのが『パワーグリップ』です。
詳しい使用方法は後述しますが、パワーグリップを使用することで握力の負担は大きく軽減されます。
使ってみると分かりますが、ある程度の重量を扱っていても指に引っ掛けてるだけでも大丈夫だったりします。

なんで握力を使わなくても大丈夫になるの?

これは僕の感覚値ですが、パワーグリップは手首に巻いて使用するためバーベルなどの重量が手首に逃げているからだと考えます。
パワーグリップがない場合は重量がバーを握る指にかかるため、握力がしんどくなってきてしまうのです。
そして握力問題を突破すると何がいいのかというと、対象とする部位に集中できるようになります。

筋トレにおいて狙っている部位を意識しながらトレーニングすることはとても重要なので、この恩恵は非常に大きいです。

握力がヘタってくると、『握る』ことに意識が集中してしまって狙った部位を意識できなくなってしまったりしますからね。

是非とも効率的なトレーニングをするためにもパワーグリップを使ってみてください。

パワーグリップの基本的な使い方

それでは本題の使い方についてお話します。

装着編

装着方法は至ってシンプル。
手首部分のマジックテープを剥がし、ベロが手のひら側にくるようにして手首に巻くだけ

僕は手首が細い方なので、ダイソーで購入した指なしグローブの上にパワーグリップを装着して使用しています。

僕が使用するGOLD'S GYM製のパワーグリップは左右(LEFT / RIGHT)があるので、間違えないように装着するようにすることくらいが注意点ですね。

使用編

続いて使用編です。

パワーグリップの使用法としては大きく2パターンあります。

パワーグリップの使用パターン

パターン1:背中などの『プル(引く動作)系種目』で使用

パターン2:胸などの『プレス(押す動作)系種目』で使用

どちらの場合においても使用方法はシンプルですので安心してください。

パターン1:プル系種目での使い方

まずはプル系種目での使い方について。
パワーグリップを使用する用途としてこちらがメインになるかと思います。

プル系種目での使い方

①ベロと手のひらの間にバーを挟むようにセットする

②そのままベロを巻き込むように握り込む

パターン2:プッシュ系種目での使い方

続いてプッシュ系種目での使い方について。

プッシュ系種目での使い方

①手のひらとバーの間にベロを挟むようにセットする

②そのままベロを被せるように握り込む

使用上の注意点

最後にパワーグリップを使用する上での注意点を1つ。
それは『パワーグリップに頼りすぎてはいけない』ということ。

これに関してはトレーニングギア全般に言えることなのですが、トレーニングギアを使うのが当たり前になってしまうと「家に忘れた…」など不測の事態でトレーニングギアが使えない時にトレーニングの質・モチベーションが下がってしまいます。

そのため、パワーグリップはあくまでも『トレーニングのサポートアイテム』ということを忘れないようにしましょう。

パワーグリップを使ったトレーニング種目紹介

本項では、パワーグリップを使ったトレーニング種目を部位別でいくつかご紹介していきます。

「実際どんなトレーニングで使えるの?」という疑問を解消していきましょう。

背中編

①デッドリフト

デッドリフト
引用元:Everkinetic / CC BY-SA 3.0

  • 使い方:パターン1
  • 活用度:★★★★★

個人的にパワーグリップを手に入れたらまず使ってみてほしい種目No.1!
握力をサポートすることにより、全神経をウェイトを挙げることに集中することができるようになります。

ただし、腰への意識を忘れてしまうと一瞬で「ぎっくり腰」になる可能性もあるので気を付けましょう(笑)

②ベントオーバーロウイング

ベントオーバーロウイング
引用元:Everkinetic / CC BY-SA 3.0

  • 使い方:パターン1
  • 活用度:★★★★★

こちらもパワーグリップが活躍すること間違いなしの種目ですね。
手幅によって背中のどの部位を使うかは変わりますが、どこを狙うにせよパワーグリップがあればその部位に集中することができるようになります。

③ラットプルダウン


引用元:Everkinetic / CC BY-SA 3.0

  • 使い方:パターン1
  • 活用度:★★★★☆

上記2種目に比べると「握力補助」の効果は薄いかもしれませんが、この種目もおすすめです。

ラットプルダウンは他の種目と比べると腰への負担が少ないため、握力がなくなる終盤は勢いで引くなど雑になりがちです。
パワーグリップを使うことで最後まで丁寧に追い込むことができるようになります。

④懸垂

懸垂
引用元:Everkinetic / CC BY-SA 3.0

  • 使い方:パターン1
  • 活用度:★★★★☆

懸垂もラットプルダウンと同様の使い方になります。
こちらの方が全体重がバーを掴む手にかかっているので、より一層パワーグリップが活用できると思います。

肩編

①サイドレイズ

サイドレイズ
引用元:Everkinetic / CC BY-SA 3.0

  • 使い方:パターン1
  • 活用度:★★★☆☆

僕はたまにサイドレイズでもパワーグリップを使っています。
個人的には「小指」「薬指」「中指」の3本くらいで行うのが三角筋中部に入りやすいので、その3本で握りつつ握力のことは忘れて種目に専念することができるようになります。

また、重量を扱ったサイドレイズであれば素手で行うよりも丁寧に追い込めるようになると思いますよ。

②ミリタリープレス

ミリタリープレス
引用元:Everkinetic / CC BY-SA 3.0

  • 使い方:パターン2
  • 活用度:★★★☆☆

あまりジムでやっている人を見かけないコチラの種目。
それでもバーを挙げきったときにはバランスを取るために体感が必要ですし、肩全体に刺激を入れることもできる種目なのでおすすめです。

『プレス系種目』なのでパワーグリップはパターン2の方法で使います。
これによりバーが滑り落ちる心配も軽減され、動作に集中できるようになりますよ。

胸編

①ベンチプレス

ベンチプレス
引用元:Everkinetic / CC BY-SA 3.0

  • 使い方:パターン2
  • 活用度:★★★☆☆

ベンチプレスでもパワーグリップを活用することが可能です。

こちらも、先述のミリタリープレス同様にバーが滑り落ちる心配を軽減することができるようになります。
グリップ力を向上させることができるので、プレス自体はやりやすくなります。

ただ、ベンチプレスではどちらかというと「手首の固定」を重視する目的で「リストラップ」という別のトレーニングギアを使うことも多いです!

リストラップについては、別の記事でもまとめているので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね!

②ダンベルフライ

ダンベルフライ
引用元:Everkinetic / CC BY-SA 3.0

  • 使い方:パターン1
  • 活用度:★★★★☆

胸の種目で言えばダンベルフライのほうがパワーグリップを使うのに向いているかもしれません。
こちらの種目では、ダンベルを下げた時に胸部にストレッチがかかり、挙げた時には胸部が収縮されます。

長時間重たいダンベルを握っていると握力がなくなり、ただ上げ下げしているだけになってしまうのでパワーグリップを使うことでストレッチ/収縮に専念できるようになります。

脚編

①バーベルスクワット

バーベルスクワット
引用元:Everkinetic / CC BY-SA 3.0

  • 使い方:パターン1
  • 活用度:★★★☆☆

バーベルスクワットでもたまにパワーグリップを使います。
スクワットも意外とバーを握って握力を消耗しているので補助として使ってみるのも便利です。

僕はあまりスクワットで高重量を扱わないのですが、高重量になるほどそれを支える手には負荷が乗ると思います。
そのためパワーグリップで握力への意識をそいであげることで、メインである脚に意識を集中できるようになります。

②ランジスクワット

ランジスクワット
引用元:Everkinetic / CC BY-SA 3.0

  • 使い方:パターン1
  • 活用度:★★★★☆

バーベルスクワットよりも握力を使うランジスクワット。
こちらの種目でダンベルを使う場合にはパワーグリップを使うのが最適。

ダンベルはぶら下げて持つくらいでも良くなるので、未使用時に比べてスクワット自体の回数も増えること間違いなしです。

脚を追い込む種目を握力が原因で切り上げてしまうのはもったいないので、積極的にパワーグリップを活用していきましょう。

おすすめのパワーグリップ紹介

最後にたくさんあるパワーグリップの中からいくつかおすすめのものをご紹介していこうと思います。

【GOLD'S GYM】G3710 パワーグリップ(プロ)

僕も愛用する一品。
というよりも多くのトレーニーが愛用していますね。
2〜3年程度は使用していますが、壊れる気配もありません。
なので長期的な使用も問題ないです。

使用方法によって寿命は異なります。

ちなみに僕自身は高重量を扱っていた時期にはハーフデッドリフト270kgにも耐え抜いています。
なので余程のことがない限りは壊れないじゃないですかね(笑)

また、マジックテープを使っているものって結構テープ側がダメになって使えなくなることもあるんですが、
本製品はその点も今のところ問題なく使い続けられています。

少し余談ですが、以前手のひら保護用に手首固定付きの安いグローブを購入したことがあり、その商品マジックテープがすぐ使えなくなってしまって何度も買い直したという経験もあります。
それを考えると、やはり本製品の寿命は長いなと思っています。

【Versa Gripps】Versa Gripps PRO

続いてご紹介する「Versa Gripps」もパワーグリップとして人気です。
僕がまだパワーグリップを使っていなかった頃、SNSでその存在を知りました。

先述のGOLD'S GYMのパワーグリップと購入を迷ったのを今でも覚えています(笑)

どちらを選ぶかは正直好みによるところが大きいと思いますが、こちらはカラーバリエーションも豊富なので「人と被るのは嫌」という方は「Versa Gripps」を選択してみるのもいいかもしれません。

【ALL OUT】パワーグリップ プロ

最後にご紹介するのは「ALL OUT」のパワーグリップ。
こちらはここ数年人気沸騰中のフィジークという競技において第一線で活躍するアントニオ小池選手も公式で推奨しています。

上記2つとの大きな違いは「価格」。
利用者、特に初めてパワーグリップを購入する人の本音としては「できるだけ安く済ませたい」と考える人も多いと思います。

ただ安ければいいといわけではなく、長期的に見ればある程度しっかりしたものの方が結果的に安く済むこともあるというのもまた事実。

こちらのパワーグリップは値段も手頃で、かつ現役バリバリの選手も一押しの一品なので「パワーグリップを初めて購入してみようかな」というトレーニングビギナーの方にも安心しておすすめできます。

ちなみに、ALLOUTのパワーグリップについては実際に使用したレビュー記事も書いているので、気になる方はあわせてチェックしてみてください!

補足

もうちょっと安く済ませたいなと感じる方は『リストストラップ』というトレーニングギアを検討してみるのもおすすめです。
基本的な用途はパワーグリップと同様ですが、比較的低価格という特徴があります。
リストストラップについては、以下の記事でご紹介しているので気になる方はチェックしてみてください!

追記:宅トレでのおすすめグッズをご紹介

本記事では、トレーニングをサポートしてくれるアイテムとしてパワーグリップをご紹介しました。

本記事の執筆時点ではジムトレーニングを主体としておりましたが、現在は自宅でのトレーニングがメインになりました。

パワーグリップも含め、トレーニングベンチや懸垂マシンなど、自宅トレーニングを充実させる上で僕がおすすめしたい器具などを以下の記事にまとめているので、気になる方は是非一度チェックしてみてください!

おわりに

いかがだったでしょうか。

今回はトレーニングギアの一種である『パワーグリップ』についてご紹介しました。
握力を補助してくれるパワーグリップは、トレーニングのレベルを1つも2つも上げてくれるすごいヤツです(笑)
これは冗談ではなく本音です。

僕自身トレーニングはずっと続けていますが、パワーグリップを使い始めてから
「お!トレーニングの質が上がってきたかな」
と体感したのを覚えています。

記事中盤でも触れたようにパワーグリップに頼りすぎるのも危険ですが、正しく活用できれば間違いなく強い味方になってくれます。

使ってみようか迷われている方は是非一度使ってみて、トレーニングの質が上がるのを体感してみてください!!
きっと今以上にトレーニングが好きになって、のめり込めるようになりますよ!!

ではでは!

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