【読書】「お金2.0」から学んだこと

2020年3月15日

f:id:yurulow23:20200315190404j:plain

どうも。

キクです。

今回は、普段身近にあるけど意外と知らない「お金」に関する書籍を読んだので、面白かった部分や勉強になった部分を掻い摘んで書いていこうと思います。

専門的な用語には触れず、直感的に「なるほど」と思えた内容を書いていきます!

タイトル:お金2.0

著者  :佐藤航陽

出版社 :幻冬舎

「お金2.0」の意義

当書冒頭において書き内容が記されていました。

「お金や経済のメカニズムを理解し使いこなすことで、人間がお金に対して抱く負の感情から解放されるかもしれない」

「お金というフィルターを外して外して人生を見つめ直すことで、人生本来の本質的なテーマに向き合えるかもしれない」

つまり当書を通して"お金"というものへの理解を深め、"お金に踊らされない人生"を送るきっかけになればそれだけで当書を読んだ意味はあったと感じられると思いました。

私も含め、「お金は使うけどお金について実際のところよく知らない」人は多いと思うので当書は勉強になるかと思いました。

「~2.0」の意味

当書に限らず「~2.0」という題名の書籍を目にすることはありました。

2.0」とは既存の枠組みを無視して、全く別の仕組みをゼロベースから構築する考え方ということだと知りました。

お金とは

お金はもともと

”物々交換の不便さを補うためのツール”

として取り入れられたものでした。

時代によってお金としての形状は異なるものの、その本質は変わりませんでした。

しかしそれがいつしかお金自体がパワーを持つようになり、お金を集めることを目的にする流れが強くなりました。

それが今の資本主義という考え方にあたります。

うまくいく経済システムの5つの要素

そもそも経済システムは自己発展的に成長していく仕組みである必要がある。

誰か個人が抜群に努力しているおかげで回っている仕組みでは長続きしない。

もし個人に依存しているのであれば、その人がいなくなった途端に会社が潰れてしまうということになりかねないからです。

その自己発展生を実現するための5つの要素として以下が紹介されていました。

フェイスブックやグーグルなど成功している企業はこれら5つの要素が明確にしっかりしているそうです。

①インセンティブ

参加する人に対する報酬がなければ長続きはしません。

給与を例にとってみても

「給料のもらえない会社で働き続けたいか?」

と聞かれれば、多くの人が「No」と答えると思います。

そのくらいインセンティブという面はかけてはならない存在です。

②リアルタイム性

人間は変化が激しい環境ほど緊張感を持って活発に活動できます。

毎日同じ内容の仕事をこなしていれば作業としては慣れるかもしれませんが、次第にやる気はなくなっていくと思います。

私自身の感覚でいうと、変化があると不安になります。

しかし実際にその変化のある作業を終えると「楽しかった」「いい経験になった」と感じていることが多い気がします。

③不確実性

自らコントロールできる「実力」の要素と、全くコントロールの効かない「運」の要素が程よいバランスの環境の方が持続的な発展が望めるそうです。

人は確実性を求めます。

それは不確実なものは失敗する恐れがあるからです。

不確実性をなくし、確実性を高めるために行動します。

つまり事象に不確実性があった方が人は行動するということなのだと思いました。

初めから確実なものだったら人の行動量は格段に落ちるということになります。

④ヒエラルキー

ヒエラルキーとは「階層的構造」を意味する言葉です。

偏差値、年収、順位など自分の立ち位置が分かる指標を可視化することで人の行動力は上がります。

確かに自分の立ち位置が分からないと

「何をどのくらい頑張れば目指す位置まで行けるのか?」

が分からなくなってしまいます。

⑤コミュニケーション

参加者同士のコミュニケーションの場を設けることも大事な要素の1つだそう。

問題があった場合にはアイディアを出して助け合ったり、議論して互いに高め合ったり。

ここにもヒエラルキーが存在すれば、

自己を高めよう!

と思えるきっかけの場にすることもできます。

"報酬回路"の活発化

この項目は当初の中でも特に面白いなと感じた内容でした。

人間や動物は、欲求満たされた時に「報酬系」または「報酬回路」と呼ばれる神経系が活性化し、ドーパミンなどの快楽物質を分泌します。

この報酬回路があることで、人間の行動力の動機付けになっています。

ドーパミン欲しさに人は頑張るのだと知りました。

この報酬回路は、欲求が満たされたタイミングだけでなく、それを期待できる状態においても刺激されるそうです。

Twitterやインスタグラムでの「いいね」もいい例です。

「いいね」が実際に多くついた時はもちろん、自分の中で「いいねがたくさんもらえそう」と想像している時点においても同様に報酬回路が刺激されていると体験的に想像できます。

多量ドーパミン注意

脳は疲れない器官だと言われています。

人は一度報酬回路が刺激されることによる快感を体験すると、それが癖になり何度も求めようとします。

実際それで行動量は格段に上がると思います。

しかし脳がそれに耐えられたとしても、それに付随して動く体や心は披露していきます。

それを意識してバランスよく適切にドーパミンの分泌を狙うのが大切であると思いました。

物知りであること自体の価値は下がった

インターネットが普及する以前は”物知り”である人は高い評価を得ていたはずです。

しかしグーグルが誕生し、欲しい情報が迅速に検索できるようになったことにより物事を知っていること自体には価値がなくなってきています。

もちろん知らないよりは知っていた方がいいに決まっています。

しかし調べれば分かることを覚えることに自分のリソースを割くよりも、その情報を生かすすべを持っている人の方が高い価値を得る時代であるということを再認識しました。

「価値主義」という考え

価値という言葉自体は曖昧なものです。

しかし、これからの時代では「お金にはならない」と切り捨てられてきたものが価値を持つと書いてありました。

価値には以下の3種類があると紹介されていました。

①有用性としての価値

資本主義社会でメインとして扱われてきた価値

お金になるか、利用できるかなど「役に立つことが価値のあること」という観点

②内面的な価値

役に立つかどうかという観点とは別に、個人の内面的な感情に結びついている価値

実生活など表には出てこないが、「楽しい」「嬉しい」など個人の内面でポジティブな効果をもたらすものが「内面的な価値がある」と評価される

③社会的な価値

個人ではなく社会全体の持続性を高めるような活動がもつ価値

資本主義社会では個人の利益が重要視されてきたが、もっと全体のためになること扱ったもの

資本主義社会では②③は切り捨て、①のみを追い求めてきました。

しかし例えば①でお金になるかどうかばかりを追求し、②のそこで働く社員の気持ちを考えなかった場合どうなるか。

これはいわゆる”ブラック企業”と言われる形式になってしまいます。

もちろんそんな企業ばかりではありませんが、②③も切り捨ててはならない重要な価値であるということを学びました。

年齢による捉え方の違い

人間は自分が生まれた時に既に存在したテクノロジーに関しては、何の違和感もなく受け入れることができます。

15歳~35歳の間に生まれたテクノロジーは、「新しくエキサイティングなもの」として受け入れることができます。

35歳以上になって生まれたテクノロジーは受け入れがたいものになってしまうそうです。

この項目も面白いなと感じました。

人の脳は一度常識が出来上がってしまうと、そのなかで物事を考えたり判断するよう人ってしまうため、新しく生まれた技術についても「今までと違う」と比較する形で見てしまうそうです。

その結果、素直に受け入れられなくなってしまいます。

スマホなんかもいい例かと思います。

私の場合、10代中盤くらいでスマホが普及し始めたので特に抵抗なく受け入れられました。

しかし上の世代になる程それは難しくなっていきます。

これは年代によってそれぞれが持つ「常識」が異なるからです。

ちなみに現代の日本の常識は45歳前後の人が持っている概念を指すそうです。

逆に自分が上の世代になった時、この原理を知っていれば「今までと違うから使わない」と切り捨てるのではなく「新しいもの」として素直に受け入れられるのではないか。

35歳という境界線をなくして、新しいものを取り入れた刺激のある人生を送りたいものですね。

ミレニアル世代

1980年代以降に生まれた世代は「ミレニアル世代」と言われるそうです。

この世代の特徴としては、

「ある程度裕福になった後の世代であるため、お金や出世などに高いモチベーションを持ちづらい」

ということです。

確かに自分の親の世代なんかと比べると「車が欲しい」「家が欲しい」という考えを持つ人も比較的少ないんじゃないかと感じます。

それではミレニアル世代は人生に何を求めるのか?

贅沢なもので、何を求めるのかが明確でないのもミレニアル世代の特徴です。

変な話ですが「人生の意義や目的」そのものに価値を感じるようになりつつあるそうです。

内面的な「価値」が重要視される

上記でも触れましたが、資本主義社会では「内面的な価値」は重要視されず「有用性としての価値」が重要視されてきました。

しかしこれからの価値主義社会では「内面的な価値」が重要になってきます。

自分が満足できる事象に価値が出てくる。

それはつまり「好きなことに熱中できる人ほど価値が大きくなる」ということ。

YouTuberはそのいい例かと思います。

爆発的に有名になった人も最初からそこを目指してやっていたわけではないと思います。

自分が好きなことを動画にして、それをネット上にアップする。

動画が面白ければ「いいね」や「再生数」といった可視化された状態で返ってくる。

それが積み重なり有名になっていきます。

これは投稿者目線での話ですが、視聴者目線ではどうでしょうか。

動画を見ることでお金がもらえるでしょうか?

動画内で紹介していたものをもらえるでしょうか?

いいえ、もらえません。

ではなぜ動画を見てしまうのでしょうか。

それは面白かったり、自分の求める情報が手に入ったりと内面が満たされるからです。

そこに価値が生まれているのです。

その価値を多く提供している投稿者ほど有名になっていきます。

これからはそういう時代なのだと感じました。

自分自身の内面を満足/成長させ、かつ周囲の内面も満足/成長させる人がこれからは強い時代。

どうすれば周囲にそんな影響を与えられるのか。

それは自分自身がその事象に熱量を持って取り組んでいることが大事です。

好きなことで生きていく。

どこかで聞いたことのあるフレーズですが、これからはそれを実践できる人ほど価値のある存在になっていく流れがあると学びました。

「お金」のためではく「価値」を上げるために働く

私自身が不安を抱え意識している部分ではありますが

「この会社を出てもやっていけるのか」

ということ。

どういうことかというと、お金を稼ぐためだけに働くのであれば仕事を片付けていくことで達成できると思います。

多少強引ではありますがそういうことだと思います。

ではその会社を出た時、違う環境でどうなってしまうでしょうか。

何も考えず働いていると、

自分のスキル、つまり価値としては何も残っていない可能性があります。

外に出た途端に何もできなくなってしまう。

こんな恐ろしいことはありません。

そのためにも「自分の価値を上げるために働く」という視点は重要だと思います。

自分の価値をあげればお金は後からとついてくる。

私はそう信じて、スキルを上げるべく仕事や勉強に取り組んでいます。

もちろん技術だけ伸ばして受動的に待っていてはダメだと思います。

しかし、技術すらなかったそれこそダメです。

これからは「個としての価値」を上げていかなければ生き残れない時代。

機械的にできる作業はAIなどに置き換わるでしょう。

そんな環境で「自分にはこんな価値がある!」と胸を張って言える武器を手に入れるべく生活していこうと思います。

おわりに

本記事には登場していないキーワードなども当初にはたくさんありました。

しかし当書を通して「お金は単なるツール」ということを再認識しました。

”内面的な価値”

これからは本当にこの要素が大きな力を持つということを本記事を書いている最中も感じました。

内面的な充実は報酬回路を刺激し、より一層行動力が上がるなどいい循環を促すことができます。

そして

”自分の価値を高めること”

ここに重きを置いて過ごしていこうと思いました。

お金を稼ぐ為だけに働いていては、これからの時代は取り残されてしまう。

そんなことを気づかせてくれるきっかけにもなりました。

-読書