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こんにちは、キクです。
突然ですが、あなたは過去にいじめられた経験をお持ちですか?
映画『ベスト・キッド』の主人公ドレ・パーカーは、一人の少年を筆頭にいじめを受けてしまいます。
しかし、ある人物との出会いをきっかけに、勇気を振り絞って、文字通り「戦う」こと選択します。
いじめられていた少年が、どのようにして戦うことを選ぶまでに成長することができたのか。
本記事では、そんな一人の少年の成長ストーリーを見ることができる映画『ベスト・キッド』をご紹介させていただきます。
本記事の内容
それでは、よろしくお願いします。
作品情報
公開年 :2010年
上映時間 :2時間20分
監督 :ハラルド・ズワルト
キャスト
- ジェイデン・スミス(役:ドレ・パーカー)
- ジャッキー・チェン(役:ミスター・ハン)
- タラジ・P・ヘンソン(役:シェリー・パーカー)
- ルーク・カーベリー(役:ハリー)
- ハン・ウェンウェン(役:メイ・リン)
- ワン・ツェンウェイ(役:チョン)
- ユー・ロングァン(役:マスター・リー)
映画『ベスト・キッド』のあらすじ
母親の転勤によりアメリカから中国に引越すことになった少年 / ドレ・パーカー。
ドレは幼い頃に父親を亡くしており、母子家庭という環境で母親と二人で生活している。
中国での新たな生活を楽しみにしている母 / シェリーと、アメリカの友人との別れや、英語以外での生活への不安などから引越しに対して前向きになれないドレ。
移動中の飛行機の中でも、中国のパンフレットを見ながら「中国って古いものばかりだよ」と文句ばかり。
そんな状態で中国に到着した二人だったが、これから住むことになる家を眺めていると、近所に住む少年 / ハリーがドレに声をかけてくれた。
「中国語できる?」
「ここは中国だから、覚えて損はないよ」
「あとで公園に来なよ」
そう言ってハリーはその場を後にする。
ドレが公園を眺めていると、家の中からシェリーが声を上げる。
「ドレ!シャワーのお湯が出ないから管理人さんを呼んできてくれる?」
そう言われたドレは、管理人を探しに向かう。
しかし、中国語が分からない。
何を言っても通じず大苦戦するも、なんとか管理人のもとまで辿り着くドレであったが、ここでもまた言葉が通じない。
加えて管理人は愛想がなく、全く会話にならなかったため、ドレは英語で言いたいことだけ言ってその場を立ち去った。
ところが、ドレの言葉には反応しなかったものの、去りゆくドレの後ろ姿だけはなぜか心配そうな様子で気にする管理人。
そんな2人の出会いであったが、この管理人こそ後にドレの師匠となる人物「ミスター・ハン」なのであった。
ハンのもとを離れたドレは、先ほどハリーに誘われていた公園に向かう。
ドレは公園のベンチで一人バイオリンの練習をする少女 / メイのことが気になった。
メイもドレのことが気になったようで、二人は会話を始める。
しばらく楽しく話し込んでいると、そこにドレよりも少し大柄な少年 / チョンが割って入る。
チョンは明らかに威圧的で、ドレと喧嘩になってしまう。
しかし、チョンは凄腕のカンフーの使い手で、ドレは全く歯が立たなかった。
惨めな思いをしたドレは、周りにいた彼を気遣ってくれる人々を「ほっといてくれ」と遠ざけてしまう。
そして不運にもドレはチョンと同じ学校に通うことになる。
そこでドレは執拗ないじめに遭ってしまうのであった・・・。
本作品は、いじめによって益々中国が嫌いになりながらも、それに屈することなく管理人 / ハンと共に自らを守る術「カンフー」を体得していく物語である。
映画『ベスト・キッド』の見どころと感想
ここからは、映画『ベスト・キッド』における個人的な見どころ3点と感想をご紹介します!
- 管理人が1対多の戦いを制する
- 無意味だと思っていた修行でドレはとんでもなく成長していた
- 相手を倒すためではなく、自分の恐怖に打ち勝つための戦い
見どころ1:管理人が1対多の戦いを制する
公園での喧嘩以降、ドレはチョンから何度もいじめを受けてしまう。
最初こそ怒りの感情を爆発させていたドレであったが、次第にそれは「恐怖」へと変わり、チョンを目にすると姿を隠すようになる。
そんなある日の帰り道。
チョンとその友人の集団を見かけたドレは、いつものように姿を隠しながらその場を去ろうとする。
しかし、その日のドレは少し違っていた。
その場にあった廃油缶をチョンにぶちまけたのだ。
「やってやった!」
その一心で全力で逃走するドレであったが、当然チョン一派も追跡を開始する。
逃走経路にあるものを倒しながら、屋根の上を走りながら、必死で逃走を続けるドレであったが、自宅手前でついに追い詰められてしまう。
そこから始まる集団リンチ。
なすすべのないドレにチョンがとどめの一発を入れようとした瞬間、管理人のハンが止めに入る。
ハンはなんと全力で振り抜かれたチョンのパンチをガッと掴んだのだ。
驚きを隠せないチョンは、ハンに対して攻撃を開始する。
しかし、ハンはことごとくそれを捌く。
周りにいたチョン一派も参戦するも全く通用しないのであった。
ハンは自ら直接手を出すことは一切せず、相手からの攻撃を利用してダメージを与えていた。
チョンを含め、全員がカンフー経験者であるが故に、見ず知らずの一人の男にその場を制圧されたことに驚きを隠せなかった。
もちろんそれはドレも同じで、無愛想な態度しか知らなかった管理人が一転してヒーローになったのだ。
「帰れ」
ハンはチョン達にそう言い残して、ハンはドレを抱えてその場を後にした。
見どころ2:無意味だと思っていた修行でドレはとんでもなく成長していた
集団リンチからの救出の件を経て、ドレはハンからカンフーを教えてもらえることになった。
しかし、いざ修行が始まると到底カンフーとは思えない動きを毎日繰り返すだけなのであった。
・・・
少し時間は遡り、ハンが管理人としてパーカー家のシャワーを修理しに来た時のこと。
ドレは上着を脱ぎっぱなしにする癖があり、その日も床に上着を放ったまま自分の好きなことをしていた。
見かねた母 / シェリーは「いつも上着をかけなさいって言ってるでしょ!」とドレを一喝する。
好きなことを中断させられたドレは、面倒くさそうに、そして少し小バカにしたような態度で上着を掛けるのであった。
ハンはシャワーの修理をしながら、その一部始終を目にしていたのである。
・・・
カンフーの修行で毎日繰り返している動作は以下の内容。
- 上着を拾う
- 上着を掛ける
- 上着を取る
- 上着を着る
- 上着を脱ぐ
- 上着を床に落とす
- 以降1〜6の繰り返し
来る日も来る日も上着を掛けては落とし、着ては脱ぐの繰り返し。
到底カンフーの修行とは思えない。
ドレは母親にとった小バカにしたような態度を戒めさせるためにこの動作を繰り返しやらされているのだと考えた。
そしてハンに「あんな態度とってごめんなさい」と伝える。
しかし、その後も同じ動きを繰り返す日々が続くのであった。
痺れを切らしたドレは、ハンに向かって強めの口調でこう言った。
「バカげている!もうイヤだ!」
「カンフー知らないんだろ!」
ハンは険しい顔でドレに一言伝える。
「来い!」
ハンは自分の目の前でドレにいつもの動きをさせた。
しかし、ドレが動作に入ろうとした途端に上着を奪い取る。
その上で「ジャケットを着て!」という。
ドレは困惑しながらも、いつもの動作をエアーで行う。
すると、ハンはドレにいつもの動作の1つ1つの本当の意味を教え始める。
ハンが一通り説明を終えると、そこから目にも止まらぬ攻防が繰り広げられる。
ドレ本人も、自分でも信じられないような動きをしていることに驚きを隠せない。
そして、ハンが最後に一言伝える。
「カンフーは、あらゆる動きの中にある」
見どころ3:相手を倒すためではなく、自分の恐怖に打ち勝つための戦い
最後にご紹介するのは、ドレとチョンが大会で戦う直前のシーンです。
ドレが大会に出場することになった経緯などは、実際に本作を観てご確認いただければと思います。
大会はトーナメント方式で、ドレはチョンと戦うよりも前にチョンと同じ道場に通う生徒と戦うことになります。
そこでは、彼の師範代の指示による悪質な危険行為を彼から受けて、ドレは脚に大ケガを追うことになります。
彼も本心では真剣に戦いたかったのですが、危険行為により反則負けとなります。
ドレは次の戦いにコマを進めたものの、脚のケガにより「ドレ選手は棄権?」という空気が会場に流れます。
医師からも「残念ながら、続行は難しい」と言われてしまいます。
ドレは、ハンとの修行によって強くなり、自信を持つこともできるようになりました。
その一方で、チョンが他の選手と戦っているのを見て、その圧倒的な強さに「まだ恐い。」とも感じてしまっていました。
ドレは、ハンに治療をお願いしたものの、ハンは一度それを断ります。
「もう戦わなくていい」
「実力は十分証明できた」
「どうしてそんなに戦いたいんだ?」
そしてドレは次のように答えたのです。
「まだあいつが恐いから」
「結果がどうでも、今夜帰るときにはあいつを恐くなくなっていたい」
その言葉に、ハンはドレに治療を施すことを決意するのです。
感想
中国に引越してきてからのドレは、言葉も通じない、親とも意見が合わない、その上いじめられてしまっていた。
そんな状況のドレは、言ってしまえば「孤独」な状態だったように思います。
しかし、ハンと出会ってからは、その孤独感は薄らいでいきました。
一緒に修行を繰り返す日々。
ハンが抱える辛い過去を、ドレが救ってあげたこと。
これらを通して二人は師弟関係であるのと同時に「友達」でもありました。
一人の人間との出会いや、たった一つの言葉だけでも、独りで殻に閉じこもっていては見えなかった世界が見えてくることは実際にもあるものです。
僕自身も幼い頃にいじめを受けていた時期はありますが、それでも学校に毎日通えていたのはいじめとは別のところにある「友達」の存在が大きかったと思います。
一人でいることを好む人もいるかと思います。
今でこそ僕も一人の時間は好きな方です。
しかし、一人でいることの理由がポジティブであれネガティブであれ、「人との出会い」「人との繋がり」の影響力は大きく、大切にしていかなければいけないと改めて感じました。
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ここまで読んでいただき「ベスト・キッドを観てみたい!」と感じていただけた方は、是非一度試してみてくださいね。
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おわりに
いかがだったでしょうか。
今回は映画『ベスト・キッド』をご紹介しました。
ドレがいじめられるシーンを観るのは胸が痛い気持ちもあり、どれだけチョンを恐れているのかがヒシヒシと伝わってきました。
しかし、それ故に彼に立ち向かおうとするドレの勇気には、胸を打たれました。
上着を着たり脱いだりする動作がカンフーの修行に繋がっているなど思いもしませんでしたし、そこから強くなってドレが大会を勝ち進んでいくシーンは非常に熱くなります。
僕がこの映画を最初に観たのはいつだったか思い出せないくらい前なのですが、定期的に見返している作品のひとつです。
少しでも気になっていただけた方は、是非一度ご覧になってみてください!
本記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは!