- 本記事にはアフィリエイト広告が含まれます -
引用元:映画.com
こんにちは、キクです。
毎日お仕事をされている皆さま、お疲れ様です。
僕も毎日通勤電車に揺られて会社に行って仕事をする1人です。
仕事が大好きな人、仕事が大嫌いな人
いるかと思います。
でもどんな人でも「上手くいかないな」というときはあるのではないでしょうか。
そんなときって落ち込んじゃうこともありますよね。
「なんでこんなに頑張ってるのに上手くいかないんだろう」って。
先日僕は『プラダを着た悪魔』という映画を観ました。
有名な映画なのでご存知の方も多いと思います。
僕は映画を観るのが好きですが、この映画は観たことがありませんでした。
最近アン・ハサウェイが出演する映画に面白さを感じていたので、気にはなっていました。
…ちなみに僕が好きなのは『マイ・インターン』という映画です。
そして満を持して、今回「プラダを着た悪魔」を観ることにしました。
この映画は、冒頭で述べているような「上手くいかないな」と悩む人の背中を押してくれる
そんな映画でした。
この記事では映画『プラダを着た悪魔』に関して、以下4点をお伝えしていきます。
1. 映画『プラダを着た悪魔』の基本情報
2. 筆者の注目ポイント
└ 注目ポイント1:働く人々に元気と勇気をくれる
└ 注目ポイント2:悪魔が不意に見せた「弱い顔」にグッと親近感
└ 注目ポイント3:何が幸福かは人それぞれ
3. 個人的に印象に残ったセリフ
4. 感想
それでは、よろしくお願いします。
本記事の内容
映画『プラダを着た悪魔』の基本情報
公開年 :2006年
上映時間 :110分
監督 :デヴィッド・フランケル
キャスト :メリル・ストリープ(ミランダ・プリーストリー)
アン・ハサウェイ(アンドレア・サックス)
エミリー・ブラント(エミリー・チャールストン)
スタンリー・トゥッチ(ナイジェル)
エイドリアン・グレニアー(ネイト)
サイモン・ベイカー(クリスチャン・トンプソン)
・・・etc
筆者の注目ポイント
引用元:20世紀スタジオ ホーム エンターテイメント
- 働く人に勇気をくれる
- 悪魔が不意に見せた「弱い顔」にグッと親近感
- 何が幸福かは人それぞれ
注目ポイント1:働く人々に元気と勇気をくれる
どこか映画の宣伝に使われていそうな言葉になってしまいましたが、僕が感じた注目ポイントの1つ目がこちらになります。
本作のストーリーのベースとしてはアン・ハサウェイ演じるアンドレアが、さして興味のないファッション業界の雑誌「ランウェイ」の編集部へと就職し、"悪魔"ことミランダの下で馬車馬のように働く中で苦しい思いをしながらも成長していくものとなります。
このストーリ展開の中で筆者が元気・勇気をもらった部分をご紹介します。
過酷な環境下で働くアンドレアの成長する姿が印象的
映画序盤から伝わってくることですが、ミランダの下で働くということの壮絶さは尋常じゃありません。
とにかく人の扱いがひどいです(笑)
例えば、出先から戻ったミランダはアンドレアのデスクにコートや鞄などの荷物をぶん投げます。
これは「片付けておきなさい」という意味合いの行為です。
何度も何度も、来る日も来る日もこのシーンが繰り返されます。
見てるだけでもしんどくなりますよ(笑)
しかしこの行為は本作の中盤で登場する「あるシーン」でアンドレアの成長を表現するための大切な行為だったりもします。
個人的にはこのシーンでは熱くなるものがありましたね。
引用元:Yahoo!映画
アンドレアには入社当初からの世話係である「エミリー」という先輩がいます。
エミリーは受付業務をしつつ、ミランダの身の回りのことも管理するアシスタント的な立場でもあります。
アンドレアはエミリーの代理的な立場、つまり第2アシスタントになります。
ミランダはアンドレアのことを「エミリー」と呼びます。
アンドレアが「私はアンドレアです」と伝えてもです。
そのくらいミランダにとってアンドレアという人間の存在は小さい。
アシスタントのエミリーと名前を呼び分けることすら彼女にとっては意味のないことなのです。
ちなみにエミリーもアンドレアに対するあたりはキツイです。
というよりもファッションに疎いアンドレアはランウェイ編集部内ではかなり浮いた存在です。
そんな中でもめげずに働き続けます。
彼氏に愚痴をこぼしながらも、折れずに必死に。
その甲斐もあってアンドレアはミランダに徐々に認められ始めます。
本作では「こんなすごいことをした!」というよりも「ミランダの言動の僅かな変化」からアンドレアの成長が感じられました。
そのひとつが「コートや鞄のぶん投げ先」です(笑)
毎日自分のデスクに投げつけられていたミランダのコートや鞄。
出先から戻ったミランダはいつものようにアンドレアのデスクにぶん投げようとします。
しかしこの日はスッと手を止めます。
そしてエミリーのデスクにぶん投げたのです。
この日常の動作からアンドレアの成長が伺えます。
・・・まあエミリーのことを思うと可哀想なのですが(笑)
もうひとつが「呼び方」です。
ずっと「エミリー」と呼ばれて自分という存在がないように扱われていましたが、いつしか「アンドレア」と自分の名前で呼んでもらえるようになっていきます。
1人の人間として認められた証拠にもなりますし、嬉しくなりますよね。
他人の名前でまとめて呼ばれることはないかもしれませんが、「君」「そこの人」などと呼ばれていた人が自分の名前で呼ばれるようになったら嬉くなるのと近い感覚ではないでしょうか。
きっかけひとつでドン底からも立ち直れることを教えてくれる
そんな環境下で働くアンドレアですが、ある日アシスタントとしてはタブーとされている行為を行ってしまいます。
案の定ミランダはお怒りモード。
そしてアンドレアに対して2つの無理難題な仕事を押し付けます。
あたかも「簡単でしょ?」という空気で。
アンドレアは最善を尽くします。
そして無理難題の1つである「15分以内にステーキを準備する」をクリアします。
しかしミランダは「何これ?」「いらないわ」と一蹴。
頑張ったのにこの仕打ですからイラッときますよね。
ブチギレたアンドレアは、会社の外に出るやいなや彼氏に電話をして「どうせクビになるなら、その前にやめてやる!」と伝えます。
一方、そこに1本の電話がアンドレアにかかってきました。
電話に出てみるとそれはもう1つの無理難題が解決できる吉報だったのです。
「会社をやめる」というドン底な状況から一転して気持ちは晴れやかです。
その上、そこからミランダの要求以上の仕事をして見返してやったのです。
注目ポイント2:悪魔が不意に見せた「弱い顔」にグッと親近感
ここまでお伝えしてきた通り、ミランダの印象は"悪魔"そのものです。
しかし、そんな悪魔でも弱い顔を見せるシーンがあったのです。
ある程度の信頼を得たアンドレアはミランダとともに出張に向かいます。
そして一通り仕事を終え、アシスタントとしてミランダの部屋へと荷物を置きにいった際にソファーに腰掛けるミランダと遭遇してしまします。
ミランダはプライベートを大切にする人なので基本的にこのシチュエーションはNGなのです。
しかし、どこか元気のないように見えるミランダは仕事の話をしつつプライベートな話を始めます。
そこでの内容はミランダの離婚話。
通常であればミランダがそんな話をするなどありえませんが、それくらい精神的に参っていたのでしょう。
しかし、彼女が一番気にしているのは娘のこと。
悪魔と称されるミランダですから、離婚ともなればマスコミも黙ってないでしょう。
過去にもひどい書き方をされているため尚更です。
彼女はこう言います。
「自分はなんと書かれてもかまわない」
「ただ娘のことを思うと可哀想でならない」
彼女の仕事ぶりだけを見ていれば"悪魔"と捉えられても致し方ないです。
彼女にも大切なものがあります。
家庭では"悪魔"ではないわけです。
そんな彼女を見ていると、これまでのシーンから「ひどいな」と思っていた気持ちもスッと消えました。
ミランダの人間味が垣間見えるシーンだったなと思います。
注目ポイント3:何が幸福かは人それぞれ
引用元:Yahoo!映画
僕が思う最後の注目ポイントは「何が幸福かは人それぞれである」ということ。
記事序盤でも触れたように、アンドレアは最初ファッションにそれほど興味がありませんでした。
ランウェイ編集部で浮いてしまうような服装でも、彼氏や友達に愚痴をこぼしながらも自分らしく楽しく過ごしていました。
しかし、ランウェイ編集部で働く中で次第に変化が起こっていきます。
服装の面であったり、気持ちの面であったり。
そしてそれは次第に彼氏や友達との関係にも影響していきます。
それでも必死にミランダの無茶難題を乗り越えていき、ついにはミランダに「あなたは私に似ている」とまで言わしめるのです。
多くの女性が憧れる立場で仕事をしているアンドレア。
そしてミランダからそのような言葉をかけてもらうまでに成長した。
周りから見たら幸せだと言えるでしょう。
でも果たしてアンドレア本人はそのように感じられているのか。
その答えは映画の終盤で描かれています。
「誰もが憧れている生き方よ」
ミランダはそう言います。
今の生き方は幸せであるに決まっているという疑いません。
そこからのアンドレアの行動。
ミランダの思い。
ここは是非映画を実際に見ていただきたいです。
きっとスッキリ晴れやかな気持ちになっていただけると思います。
幸せの定義は人それぞれ。
自分にとっての幸せを見つけて、素敵な人生を送りたいですね。
個人的に印象に残ったセリフ
最後に、筆者が個人的に印象に残ったセリフを1つご紹介して締めくくりたいと思います。
「私生活が崩壊し始めたら、昇進の時期だ」
ランウェイ編集部で働くうちにアンドレアは彼氏とすれ違い気味になります。
そうなると少しずつ2人の関係も悪くなっていきました。
でも仕事は少しずつできるようになってきている。
そんな状態を上司のナイジェルに漏らしたときに言われた言葉です。
何というブラック思考な言葉なのでしょう。
ですが、この言葉からはどれほどアンドレアが真剣に仕事に向き合ったのかということも受け取れます。
当然この言葉のような状態になりたいとは思いません。
しかし、私生活が崩壊するほど真剣に仕事に取り組むことで大きく成長できるのだということは学びとして受け取りました。
感想
本作を観始めた段階では、ただただミランダの悪魔っぷりが印象的でした。
しかし、ストーリーが進むにつれてアンドレアが成長し、次第にミランダとの距離も縮まっていく。
その中でミランダのより本質的な部分が垣間見えました。
「信念」「覚悟」「弱さ」
完璧な人間など存在しない。
"悪魔"のように振る舞うのにも理由がある。
そしてそんな振る舞いの裏にはミランダの覚悟があったということ。
人と接する上で第一印象の影響力は大きいですが、その印象だけで判断はできないということを改めて学びました。
また、なんといってもアンドレアの成長には勇気をもらいました。
もともと仕事ができないわけではない彼女ですが、ミランダの要求に対して悪戦苦闘。
そんな過酷な環境の中でも「負けてなるものか」と戦い続けたからこその成長です。
辞めてしまうのは簡単なこと。
でも戦い続けたからこそ得られるものもある。
同時に失うものもあるかもしれない。
これから先どうなるかは進んでみないと分かりません。
しかし"どのように進むのかの決定権"は常に自分が持っているのだということ。
この事実は生きる上でとても大切だと思いました。
上手くいかなくて落ち込んでいるとき。
そんな時に本作『プラダを着た悪魔』を見返したいなと思いました。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は映画『プラダを着た悪魔』についてご紹介しました。
映画ブログというのは初めての試みでしたが、純粋に映画を観るだけよりも一段階深く入り込めるなと思いました。
映画から受け取れる情報量が増えますね。
ひとつの趣味としての映画鑑賞。
でもせっかく2時間近く時間を使うのであれば、受け取る情報は多いほうがいい。
そしてより人生が豊かになるように情報を整理して発信していきたいなと思います。
今回はこんなところで。
ではでは!