こんにちは、キクです。
前回に引き続き『思考は文字化すると現実化する』という書籍から学んだことを言葉にしていきたいと思います!
この本は下記の章構成になっています
第1章:思考を現実化できる人、できない人
第2章:自分が求めているものを見つけ、目標に変える
第3章:現実化への思いを強くする【4観点】を文字化する
第4章:現実化するまで行動を継続させる秘訣
第5章:自分を認める「自認力」があなたを変えていく
第6章:現実化させる「力」をつける学び方
今回のテーマは『目標』です。
そのテーマに関して印象に残っている以下2点をピックアップしてお話していきたいと思います。
- 目標を「妄想」ではなく「現実」に落とし込む
- 目標設定するということの大切さ
それでは、よろしくお願いします。
※なお書籍内に記載のある文章は『』で記載しています。
目標を「妄想」ではなく「現実」に落とし込む
目標というのは自分が成長・前進する上でとても大切なのは言うまでもありません。
目標がある方が道の途中で迷うことも減りますし、
「目標達成に対して現状維持はどのくらいなのか?」
という自分の現在地を把握するための目安にもなるからです。
しかし、次のような目標設定はあまり好ましくないでしょう。
・あまりにも非現実的な目標設定
・曖昧すぎる目標設定
書籍内に面白い一文があったのでご紹介します。
『成果を出す人にとって目標とは"期限の決まった予定"です』
この一文には大切な概念が2つ書いてあります。
「期限」と「予定」です。
「期限」を決めることでその目標の現実性が増し、「予定」に入れることでそれを遂行するために他の予定との調整などをしたりします。
つまりは自らの行動に影響を及ぼすということです。
「目標」という言葉は現状と少し離れたもののようなイメージがあります。
少なくとも「今存在しない状態に向かっていく」というニュアンスが強いです。
一方で「予定」はどうでしょうか。
予定と聞くとスケジュール帳やカレンダーに書き込むような、目標よりもさらに身近な存在に感じます。
成果を出す人は目標を「予定」という身近なレベルまで落とし込んでいるというのです。
前述したような好ましくない目標設定に共通しているのは「明確でない」ということ。
あまりにも非現実的な目標は、それを達成する自分を明確にイメージできないでしょう。
曖昧すぎる目標設定、例えば日付を決めていないなどであればスケジュール帳に書くことすらできません。
これらは「目標」という言葉を使った「妄想」になってしまう可能性が高いです。
「妄想」ではなく「より現実性のある詳細な目標」を設定することで、達成までの道のりが大きく変わっていきます。
人間は甘えたがる生き物
前項の最後では「妄想」ではなく「現実性のある目標」を設定しましょうとお話ししました。
しかし人間というのは甘えたがる生き物です。
こと自分に対しては甘々であることが多いです。
『モラルライセンシング』という言葉をご存知でしょうか。
僕自身この本で初めて聞いた言葉なのですが、
「人は1つ達成すると自分に甘くなる」
という性質なのだそうです。
「〇〇を頑張ろう!」
↓
「まずスケジュールを立ててみよう」
↓
「よし!しっかりスケジュールを作り込めたぞ」
↓
「頑張ってスケジュールを作ったからしばらくは何もしなくてもいいかな!」
このような経験はないでしょうか。
当初頑張ろうと思っていた〇〇。
筋トレ、ダイエット、テスト勉強などなど
それを頑張るためのスケジュール作成で満足してしまい、
上記の例では肝心の「行動」を実施できていません。
何かを頑張ったらそこで満足してしまい次に進まない。
自分に甘えてしまっている状態です。
「何かをやった気分になる」というのは危険ですね。
一番大切なのはその後の行動です😌
目標設定の語尾を曖昧にしない
自分に甘くなってしまうという話で『モラルライセンシング』に加えてもう1点。
それは目標設定の際に語尾を曖昧にしてしまうことです。
『目標の宣言は曖昧な言葉を使わずに言い切る
曖昧さは頭の中で失敗をイメージし失敗が現実化される』
言葉を曖昧にするということは自信がないということです。
自信がないということは「失敗」も視野に入れているということです。
必ずしも失敗が悪いわけではありませんが、
それを恐れて縮こまってしまうのは避けたいですね。
失敗を考えてしまうとそちらに意識が集中してしまい、
結果的に失敗を引き寄せてしまうことにもなります。
「〇〇までに△△できたらいいな」
「〇〇までに△△するつもりです」
これは目標のようで妄想・希望です。
語尾を曖昧にすることで言葉に保険をかけることができます。
そうすることで自分の気持ちは楽になります。
しかし、曖昧にした目標(妄想)は達成しにくいものです。
なぜなら人間は甘えたがる生き物だからです。
一方で「〇〇までに△△をする!」と言ったらどうでしょうか。
もう後には戻れない感じがしますよね。
そうです。
そこに覚悟が生まれるのです。
「やらなければいけない」という気持ちに強制的になります。
本当に目標を達成したいのであれば、自分に甘えることなく強制的にプレッシャーをかけていきましょう!
目標設定するということの大切さ
『目標を設定する1番の効果は「行動が生まれる」ということ』
上記は書籍内の内容ですが、全くその通りだと思います。
目標の有無は最終的な結果にも大きく左右します。
というのも目標がない状態というのは言ってしまえば行き先がない状態です。
道しるべがなければ迷子になってしまいますよね。
また、「行動」の面で言えば目標がないということはある意味でいつでも簡単に辞めてしまえるのです。
目指すべきものがないのでどうしても意思が弱くなってしまうのです。
目標達成には「力」と「行動」が必要です。
力が足りなければ目標を達成できません。
行動しなくても目標を達成できません。
行動すれば力が付きます。
力があれば目標を達成できます。
このサイクルを回すきっかけになるのが「目標」です。
自分の行動を促すためにも曖昧じゃない目標を設定しましょう。
結果も大切だが過程も大切
設定した目標は絶対に達成したいものですよね。
では達成できなかったらその目標というのは意味をなさないのでしょうか?
僕はそんなことないと思っています。
そんな風に考える人も当然います。
しかし既に述べたように目標を設定するということは行動が生まれるということです。
その行動から経験を積み、自分自身が成長できるでしょう。
目標を設定しなかったら手にできなかった経験ですから、
この時点で意味のあるものになっています。
また、たとえ失敗してしまったとしても失敗から得られるものというのも相当大きいもの。
それだけ「行動する」ことには意味があり、その行動を起こしてくれる「目標」にも大きな意味がありますよね。
結果にこだわりすぎず、過程の中で得られる経験のためにもどんどん目標を設定して
どんどん行動をしていきましょう!
過程を作るのは一歩一歩の前進
それではその過程とはどのように過ごせばいいのでしょうか。
それは日々の行動です。
一歩一歩の前進です。
当たり前のように見えて、これが意外と難しい。
長期スパンでの目標の場合、その長さゆえに
と甘えてしまうこともあるかもしれません。
しかし実りのある「過程」とするためには少しずつでも前進していくことが大切です。
気合いを入れて1日で大量に頑張るよりも、毎日ちょっとずつでも継続した方が実りのある過程を作る上では効果的だと僕は考えています。
習慣化のパワーは想像以上のものです。
目標を立てたらできるだけ習慣化できるまで行動を継続してみましょう。
そうすれば無意識的に行動を積み上げられるようになっているはずです。
また、日々前進するためには「毎日行動できるためのレベル感の目標」を設定することも大切です。
本来の目標があるのであればそれをさらに細かくした目標を設定していきます。
『今すぐできる目の前の小さな行動を積み重ねていけば、
必ず目的地に辿り着くことができる』
人間というのは甘えてしまう生き物だというお話しは既にしましたが、
それと同様に長期間にわたって頑張ることが苦手です。
そのため細かく設定した目標を継続して達成した方が目的地にたどり着きやすいのです。
小さく設定した目標は
- ・達成しやすい
- ・前進しやすい
- ・自信がつきやすい
という特性があるので、一歩一歩前進していくためにはとても効果的ですよ!
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は「目標」についてお話ししてきました。
ポイントをまとめると以下になります。
- 目標設定において曖昧な表現は避ける
- 人間は甘えたがる生き物であることを理解する
- 目標を設定することで「行動」が生まれやすくなる
- 大きな一歩より小さな一歩を積み重ねる
目標を持ちながら日々をいきている人はあまり多くないかもしれません。
だからこそ「目標」を持って日々前進できる人は強いのです。
一歩一歩前進するためにも小さな目標を設定してみてください。
きっと人生が変わっていくことを実感できるはずです。
ではでは!